Annie より:

これまで多くのご家族の中国旅行をお手伝いしてきた旅行コンサルタント兼ガイドとして、そして自分自身も家族と一緒に何度も中国を旅してきた立場から、家族旅行のコツをお伝えします。
小さなお子さまやご高齢のご家族と一緒の旅行は、最初は「大変そう…」と感じるかもしれません。でも、ポイントを押さえれば想像以上にスムーズで快適に楽しめます。
ここでは実体験をもとに、無理なく、ワクワクしながら、安心して進められる家族旅行のステップガイドをご紹介します。


中国旅行のベスト時期を選ぶ

中国は広くて、地域によって気候が大きく異なります。

  • 春(4〜5月)秋(9〜10月)は多くのエリアで過ごしやすく、雨も少なく、景色も美しいため、最もおすすめのシーズンです。
  • はチベットや雲南など高地の旅行に最適ですが、北京・西安・上海などの都市部は暑さと混雑がピークになります。
  • はハルビンの雪景色を楽しみたい方や、主要観光地をゆっくり巡りたい方に向いています。

ポイント:中国の大型連休(10月初旬の国慶節〈ゴールデンウィーク〉、春節〈旧正月〉)は、列車や観光地が非常に混雑し、料金も高騰するため、避けるのが無難です。


家族旅行のおすすめ目的地

家族旅行のプランを立てる際は、文化観光・体験型アクティビティ・ゆったり過ごせる時間のバランスが大切です。
これまで多くの人気ツアーを家族向けにアレンジしてきた経験と、5〜15歳の子どもたちを連れて実際に訪れた体験を踏まえて、家族旅行に特におすすめのスポットをご紹介します。実用的で、家族みんなが楽しめる内容を厳選しています。

 

北京 ― 親子で楽しめる歴史&文化体験

家族での中国旅行は、まず北京から始めるのがおすすめです。
天安門広場や故宮は誰もが一度は訪れたい名所ですが、胡同(フートン)を人力車で巡る体験を加えると、子どもにも分かりやすく、より楽しい時間になります。また、万里の長城(慕田峪)は混雑が少なく、ケーブルカーやリフトがあるため家族旅行に理想的なスポット。多くの子どもたちに人気なのが、安全に楽しめるソリ式すべり台(トボガン)。大人も一緒にワクワクできます。

滞在の目安:3〜4日
・パンダに会いたいけれど成都まで行けない場合は、北京動物園も◎
・時間が限られている場合は、頤和園は無理に入れなくてもOK
 → その代わりに、アクロバットショーなど、体験性が高いアクティビティがおすすめです。


  • 北京で人力車に乗る体験

    北京で人力車に乗る体験

西安 ― 古代中国が「体感」できる街

北京から高速鉄道で気軽に訪れられる西安は、8,000体以上の等身大兵士が並ぶ世界遺産「兵馬俑」の街です。子どもたちは皆魅了され、多くの子が考古学者ごっこをして楽しんでいました。家族で古代城壁をサイクリングするのも最高のアクティビティで、その場で自転車をレンタルできます。

ツアーでは、水餃子づくり体験が含まれることも多く、手を動かして楽しむことができて、もちろん味も抜群。滞在は2~3日がおすすめで、ムスリムストリートの食べ歩きツアーを組み合わせると、ラム串焼きなどの屋台グルメも堪能できます。


  • 西安古代城壁のサイクリング

    西安古代城壁のサイクリング

成都 – パンダとゆったりとしたペース

動物好きの家族なら、ここは外せません。成都ジャイアントパンダ繁育研究基地では、何十頭ものパンダを間近で見ることができ、特に午前中は活発に動く姿を見られます。200頭以上のパンダを保護する、世界有数の保護センターです。

私のおすすめは「早めの時間帯」に行くこと。混雑を避けられますし、子どもたちもじっくり観察できます。午後は人民公園でゆったり過ごし、親はお茶を楽しみ、子どもはボート遊びを満喫できます。夜には、変面で有名な四川オペラを観ると、家族全員が楽しめます。さらに、楽山大仏への日帰り旅行を加えるのもおすすめです。


  • 可愛い成都パンダー

    可愛い成都パンダー

上海 – モダンで快適な家族旅行

上海は、古代遺跡とは全く異なる雰囲気を楽しめる近未来的な都市です。バンド(外灘)の夜景は圧巻で、豫園(ユーユエン)では落ち着いた散策ができます。子ども連れなら上海ディズニーランドは外せません。オーランドより待ち時間が短く、魔法のような体験ができます。黄浦江クルーズも家族に人気で、未来都市のような建築群を眺められます。

滞在は3日がおすすめ。南京路でショッピングも楽しめますが、混雑には注意しましょう。

ワンポイントアドバイス:上海浦東国際空港からはリニアモーターカー(マグレブ)が便利。最高時速431kmで、世界最速の鉄道体験ができます。


  • 夜の黄浦江クルーズ

    夜の黄浦江クルーズ

桂林&陽朔 – 自然の遊び場

もしご家族が自然を楽しむタイプなら、桂林や陽朔は美しい田園風景に癒される最高の場所です。漓江クルーズは静かで景色が素晴らしく、どの年代の方にも楽しんでいただけます。竹筏いかだ(バンブーラフティング)や田園サイクリングも、ゆったりとしたアウトドア体験として家族旅行にぴったりです。芦笛岩(リードフルートケーブ)のような色鮮やかな鍾乳洞は、子どもたちにとって思いがけない「お気に入りスポット」になることも多いです。


  • 陽朔竹筏いかだ

    陽朔竹筏いかだ

中国家族旅行に役立つヒント

  • ビザと入国について:ほとんどの国籍の方は中国入国にビザが必要です。旅行前に、自分の国籍に応じた最新の入国条件を必ず確認してください。私はいつも、ビザ申請は早めに始め、最新情報は中国大使館の公式サイトでチェックすることをおすすめしています。
  • 中国国内での移動:国際線の場合は、北京や上海など主要空港へのフライトを予約するのが便利です。都市内の移動には、プライベートドライバーを手配したり、タクシーやDiDiなどの配車アプリを利用するのがおすすめです。高速鉄道の効率性と快適さは格別で、都市間移動もあっという間。移動そのものが旅の一部として楽しめます。
  • 中国での宿泊:宿泊施設は、家族向けのホテルやサービスアパートメントを選ぶのが安心です。特に小さな子ども連れの場合は、ファミリールームやスイートがあるホテルがおすすめです。多くのホテルではベビーシッターサービスもあり、親もゆったり休めます。

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