
白馬寺:中国初の仏教寺院
白馬寺は、中国河南省洛陽市に位置する、仏教の発祥地として重要な歴史を持つ寺院です。西暦68年に建てられた洛陽白馬寺は、仏教が初めて中国に伝来した場所として広く知られており、「中国白馬寺」として国内外から多くの参拝者が訪れます。寺院内には「天王殿」や「大仏殿」などの重要な建物が立ち並び、静かな雰囲気の中で仏教文化を深く感じることができます。白馬寺は「中国仏教発祥の地」として、多くの観光客に愛されるスポットです。
観光情報
住所: 中国河南省洛陽市偃師区白馬寺街道
営業時間
10月8日~3月31日(翌年)08:00-17:30(入場終了:17:00)
4月1日-10月7日 07:40-18:40(入場終了:18:00)
入場料:35元
オススメの滞在時間:2-3時間
洛陽白馬寺の見どころ
山門
白馬寺の山門は明代に改修された牌坊式の建築で、「白馬寺」の三文字が刻まれています。門をくぐると、古木が生い茂り、厳かな雰囲気が漂います。
天王殿
天王殿は山門を入ると最初に目にする建物で、堂内には四天王像と弥勒菩薩が祀られています。香炉から立ち上る煙が絶えず、細部まで精巧に作られた建築様式が特徴です。
大雄宝殿
白馬寺の中心となる大雄宝殿には、釈迦牟尼仏が安置され、両側には阿難尊者と迦葉尊者が並びます。壮大な建築と荘厳な内部装飾が見どころで、参拝に訪れる人が後を絶ちません。
接引殿
大雄宝殿の奥に位置し、阿弥陀仏が祀られています。落ち着いた雰囲気の中で静かに祈ることができ、大雄宝殿とは異なる趣を持つ空間です。
清涼台
清涼台は白馬寺の奥に位置する高台で、仏典や仏像が安置され、東漢時代に経典が翻訳された歴史的な場所です。静かな雰囲気の中で、仏教の深い歴史を感じながら過ごすことができます。
斎雲塔
東漢時代に建立された釈迦舍利塔で、現在の塔は金代に再建されたものです。四角形のレンガ造りで、13層・高さ約25mの密檐式塔として知られています。
国際仏殿
近年、新たにインド・ミャンマー・タイ様式の仏殿が建立され、各国の仏教文化を体感できるエリアとなっています。色彩豊かで異国情緒あふれる建築は、白馬寺の新たな見どころです。
観光のベストシーズン
春(3月下旬~5月上旬 )
春は洛陽の観光シーズンで、特に3月下旬から5月上旬の「牡丹花祭り」の時期には、白馬寺でも牡丹の花が美しく咲き誇ります。さまざまな品種の牡丹を楽しめる絶好の機会ですが、観光客が多いため、事前にチケットを予約するのがおすすめです。
秋(9月~11月)
秋は比較的観光客が少なく、静かな寺院の雰囲気をゆったりと楽しめる季節です。洛陽の気候も涼しく快適で、落ち着いた環境の中で白馬寺をじっくり巡ることができます。
観光ルート
♦定番ルート:山門 → 天王殿 → 大仏殿 → 大雄宝殿 → 接引殿 → 清涼台 → 国際仏殿エリア → 斉雲塔
♦じっくり観光:午前中に主要殿堂を巡り、午後は国際仏殿エリアを訪問。夕方には斉雲塔に登り、美しい夕日を鑑賞。
アクセス方法
バス:洛陽市内から56路、58路、87路のバスに乗車し、「白馬寺」バス停で下車。運賃は約2元です。
タクシー:市内からタクシーで約20km、料金は約30~40元です。
自家用車:ナビで「洛陽白馬寺」と入力し、景区入口の駐車場に駐車できます。
旅行のヒント
♦殿内に入る際は、敷居を踏まずにまたいで入り、中央の門は通らないようにしましょう。
♦寺院の規則を守り、危険物の持ち込みはご遠慮ください。
♦ネギ、ニラ、ニンニク、酒、肉、卵などの動物性食品の持ち込みは禁止されています。
♦服装は清潔で露出を控え、寺院内での喫煙は禁止されています。また、ペットの同伴もご遠慮ください。
♦寺内の動物にはエサを与えたり、触れたりしないでください。仏像を直接撮影することは禁止されており、ドローンなどの飛行も禁止されています。
♦ゴミは分別して指定のゴミ箱へ捨て、同行するお年寄りやお子様に注意を払い、転倒しないよう気をつけてください。また、貴重品の管理にもご留意ください。
白馬寺は、中国仏教の発祥地として長い歴史を誇り、荘厳な建築や貴重な文化財が数多く残されています。四季折々の美しい景観と静寂な雰囲気の中で、歴史と仏教文化に触れる特別な時間をお過ごしいただけます。洛陽観光の際には、ぜひ白馬寺を訪れてみてください。