小街鍋貼(しょうがいグオティエ)

 

中国・河南省の古都洛陽(らくよう)には、歴史遺産や文化財だけでなく、旅人の心とお腹を満たしてくれる魅力的なグルメもたくさんあります。シルクロードの要所として栄えたこの町は、三国志の時代にも重要な舞台となり、長い歴史と文化が交差する場所です。その中でも、地元の人々に長年愛され続けているのが「小街鍋貼(しょうがいグオティエ)」です。洛陽観光を楽しむなら、この庶民派グルメをぜひ味わってみてください。

小街鍋貼とは?名前の由来

小街鍋貼とは

 

「鍋貼(グオティエ)」とは、日本でもお馴染みの焼き餃子のことです。「貼」という字には「鍋に貼りつける」という意味があり、フライパンで焼く調理方法を表しています。

「小街」とは、洛陽の昔ながらの細い路地(=小さな通り)を意味し、もともとは旧市街にある庶民の食堂で出されていた鍋貼からこの名が付きました。地元の人々の生活に根差した、まさに洛陽らしさが詰まった一品です。

カリッ&ジュワッ!小街鍋貼の特徴

小街鍋貼の特徴

 

小街鍋貼の最大の魅力は、パリパリに焼かれた底面と、もちもちの皮、そしてあふれる肉汁の三重奏です。外はカリッと香ばしく、中はジューシーで旨みたっぷり。皮はやや厚めで、噛むたびに素材の味がしっかりと感じられます。

また、洛陽ならではの味付けも特徴的。ニラや白菜、豚肉の他に、香辛料を少し効かせた餡が使われることもあり、シンプルながら深い味わいがあります。

どうやって食べる?おすすめの食べ方

小街鍋貼のおすすめの食べ方

 

洛陽では、小街鍋貼は朝食や軽食として親しまれており、酢醤油や唐辛子入りのタレをつけて食べるのが一般的です。

また、地元流の楽しみ方として、鍋貼に熱々のスープを添えて一緒にいただくスタイルもあります。焼き餃子とスープの組み合わせは、日本人の口にも合いやすく、観光の合間にホッとひと息つくのにぴったりです。

手間ひまかけた本格手作り

小街鍋貼の美味しさ

 

小街鍋貼の美味しさの秘密は、皮と餡を手作りで仕込む昔ながらの製法にあります。皮は小麦粉と水だけで練られ、1枚ずつ丁寧にのばして包むため、もちもちとした弾力が魅力。

餡もその日使う分だけを新鮮に仕込み、火加減や焼き時間にも熟練の技が光ります。家庭的でありながら、職人技が息づく一品なのです。

洛陽観光のついでに立ち寄りたいおすすめ店舗

小街鍋貼のおすすめ店舗

 

老城鍋貼舗(ラオチョン グオティエ プー)

洛陽老城区にある人気の小吃店。朝から地元客でにぎわう老舗で、注文を受けてから焼き始めるスタイル。カリカリの底と、ふっくら餡の絶妙なバランスが魅力です。

小街小吃(しょうがいしょうしょく)

その名の通り、小街鍋貼発祥のエリアに位置するローカル店。安くてボリュームたっぷり、観光客にも優しい雰囲気。スープとセットで提供されるメニューも人気です。

王府井鍋貼館

若干観光地化されていますが、清潔感があり初めてでも入りやすい店舗。観光スポット「洛陽博物館」からも徒歩圏内で、観光ルートに組み込みやすい立地が魅力です。

洛陽観光に来たら、地元の味をそのまま楽しもう

小街鍋貼の魅力

 

歴史と文化だけでなく、グルメも旅の大きな楽しみです。小街鍋貼は、気取らずに楽しめる洛陽の味として、観光客にもぜひ体験していただきたい一品です。

三国志ゆかりの地を巡ったあとは、地元民が愛する鍋貼でお腹も心も満たしてみませんか?

洛陽観光をさらに充実させるなら、名物グルメ「小街鍋貼」をお忘れなく!

TOP
目次