
小籠包 – 上海旅行で必ず食べたい伝統的な上海料理

長江クルーズや中国旅行を計画しているなら、絶対に外せないのがグルメの宝庫・上海です。中でも「小籠包(しょうろんぽう)」は、上海旅行に来るなら一度は味わってほしい伝統的な上海料理の代表格。今回は、小籠包の魅力をたっぷりとご紹介しながら、観光の合間にぜひ立ち寄りたいおすすめ店も併せてご案内します。
小籠包の名前の由来とは?
「小籠包」という名前は、その名の通り“小さなせいろ(小籠)で蒸す包子(肉まん)”という意味から来ています。もともとは上海周辺の南翔(なんしょう)地区で生まれた点心で、「南翔小籠包」として今でも高い人気を誇っています。
小籠包の特徴と魅力
小籠包の最大の魅力は、皮を破ると中から熱々の肉汁がジュワッとあふれ出す「スープ入り点心」であることです。薄皮で包まれた肉餡には、特製のコラーゲンスープが冷えてゼリー状になったものが入っており、蒸しあがるとそれが溶けてスープになります。まさに“一口で幸せ”が詰まった絶品グルメです。
この伝統的な上海料理は、見た目の繊細さと職人の技術が光る点でも観光客に人気があります。
小籠包の食べ方ガイド
小籠包は非常に熱いため、いきなり口に入れるとやけどの恐れがあります。まずレンゲにのせて、皮をそっと破り、スープを少し吸ってから肉餡を味わうのがポイントです。黒酢と針ショウガを添えると、さらに風味が引き立ちます。
上海旅行の際には、地元の人々の食べ方を真似て、ゆっくり味わってみてください。きっと忘れられない美味しさになりますよ。
小籠包の作り方にも注目
小籠包の生地は薄くても破れにくいように練り込まれており、餡は豚肉をベースに長時間煮込んだスープを加えて冷やしたものを使います。包むときは18のひだを均等に作るのが伝統的なスタイルとされており、蒸し器に並べて強火で一気に蒸し上げるのがポイント。家庭で作るのはやや難しいですが、作り方を見学できる店もあるので、食と一緒に文化も学べる絶好の機会です。
上海でおすすめの小籠包店
上海には多くの名店がありますが、初めての方には以下のお店がおすすめです:
南翔饅頭店(南京路店)
小籠包発祥の味を今に伝える老舗。観光地・豫園の近くにあり、アクセスも便利です。
佳家湯包(ジャージャータンバオ)
ローカルに大人気の名店で、あっさりしたスープと薄皮のバランスが絶妙です。地元の雰囲気も味わえます。
鼎泰豊(ディンタイフォン)上海店
台湾発の有名チェーンですが、上海料理の味を守りつつ、世界的な品質の高さを誇る人気店です。
上海旅行の思い出に、小籠包を!
中国旅行を計画中の方や、長江クルーズの立ち寄り地として上海を訪れる方にとって、小籠包は“食べるべき一品”です。美しい街並みとともに、本場の上海料理を味わうことで、旅の満足度はぐっと高まります。
上海旅行をより豊かなものにするために、ぜひ地元の名店で本物の小籠包を楽しんでください!